私の部署は主に印刷インキ用の樹脂を販売しています。樹脂と言われてもイメージしづらいと思いますが、例えば、お菓子のパッケージは様々な柄や色が印刷されていますが、それらの柄や色を基材にくっつけて綺麗に見せるのが樹脂の役割です。営業スタイルはいわゆる『ルート営業』で、訪問するお客様は決まっていますが、お客様の要望は様々です。研究部隊と協力してお客様の課題を解決していき、製品の採用が決まった時の達成感は何にも変えられません。
会社の規模が大きくないゆえの風通しの良さが挙げられます。営業の仕事で関わる研究、製造部隊だけでなく、管理部門や役員レベルの人とも距離感が近く、自分が知らないことを学べる機会が多いのは刺激になります。また、サラリーマンは一つの歯車に例えられる場合がありますが、当社の場合は自分の動きによって、その仕事に関わる人たちがどのように動いたかが見えやすく、また、自分の持っていきたい方向に動かしやすいです。(責任は伴います。)
正直に言うと、同じ会社であっても部署によって雰囲気は違いますので参考程度にとらえてください。私の部署は営業ということで先輩方の喋りはやはり上手で、雑談も面白いですし、お客様との対談においても学ぶ点がまだまだあります。また、『この人についていきたい』と思える人が一人でもいれば、自分が感じる職場の雰囲気は変えられます。将来的には後輩から『ついていきたい』と思える先輩になるように自分を磨いていきたいですし、プライベートの友人たちの話を聞く限り、自分は良い環境だなと感じています。
自分の専攻にとらわれず、やりたいこと、やってみたいことを優先しましょう。最初は感覚的でも、『なぜそれをやってみたいと思ったか』を掘り下げていけば、それが就職活動に大事な熱意、モチベーションに繋がります。また、自分を良く見せたいのは分かりますが、背伸びしすぎると会社に入ってからが大変です。あとはとにかく笑顔を忘れずに!