私たちの日常生活には、ありとあらゆる紙製品が溢れ、無くてはならない物となっています。私は現在、そんな紙に添加し様々な機能を持たせる製紙用薬品の製造を担当しています。静岡工場では、段ボール等に添加され乾燥時の強度を高めることが出来る製紙用薬品を製造しています。設備の自動化が進み、自分の何倍もある大きな釜に容易に原料を仕込むことが出来、PCモニターより遠隔で重合反応をコントロールし、最終的には20tもの膨大な量の製品を1回で作り上げます。化学反応の発熱をコントロールし、また状態の変化にも臨機応変に対応していき、まさに製品をじっくりと育てていくような感覚に面白さを感じます。現場員として日々、モノづくりの達成感にやりがいを感じています。
就職活動の際、当社の求人票を見て初めて製紙用薬品という言葉を知り、それまで紙に薬品が入っているなんて全く想像したことがありませんでした。あの身近な紙でさえ製紙用薬品なくしては紙として成立せず、モノを機能化させる製品を作り続けている当社は魅力の1つだと思います。また工場に求められているのは何よりも安全です。当社はヒヤリハット報告を始めとした改善提案活動が盛んであり、会社一丸となって無災害継続を目指しております。これは安全文化を風化させずに代々伝えてきてくれた先輩方のおかげなのだと思っております。
経験豊富な上司・先輩に気軽に相談できる環境です。仕事やプライベートで困ったことがあってもいつでも親身になって相談にのってくれ、的確なアドバイスをしてくれます。また、職場では比較的意見が通り易いです。若手の意見でも否定的にならずしっかりと耳を傾けて下さり、後押ししてくれることが多いです。「失敗から学ぶ」ということを理解して下さっている先輩方のおかげで色々なことにチャレンジでき、失敗してもフォローして下さることは大変ありがたいです。職場は明るく活発な方々が多く、現場作業でも非常に助けられています。
世の中にはたくさんの企業が存在しますが、同じ企業はもちろんありません。それはどこの企業に就職しても違う結果が得られるということであり、第1志望が叶わなかったとしても落ち込むことはありません。大事なのは就職がゴールではなく、就職してからのことであり、その企業が自分を最大限に生かしてくれるかどうかだと思います。またOBやOGの有無は、ひとつの判断材料にもなり、入社してからも安心しますね。就活は自分自身を見つめ直す良い機会でもあるので、未来の自分を想像し前向きに臨んで下さい。